登山を趣味にしたい方必見!!最初にやるべきこと
登山を趣味にしたい。だけど何から始めればいいのかいまいちわからない。
そんな方は非常に多いと思います。
実際に筆者も登山を始める前は何をどう準備してどどのように始めればいいのかなどわからなかったものです。
ここではそんな疑問にお答えします。
本記事のテーマ
「登山の始め方を手順を追って説明いたします」
筆者の登山歴
31歳で初めて登山をする。
その年に目標の羊蹄山に登頂。
その後も十勝岳、旭岳など毎年登山を楽しむ。
今までに登った山
- 銭函天狗山
- 手稲山
- 塩谷丸山
- 恵庭岳
- 樽前山
- 空沼岳
- 暑寒別岳
- 羊蹄山
- 十勝岳
- かみふらの岳
- 旭岳
- 黒岳
- 札幌岳
- 余市岳
- 夕張岳
- 藻岩山
- 三角山
- 大倉山
- 風不死岳
- 黄金山
- 神居尻山
今まで登山をしてきて思うことは、山は初心者や上級者など関係なく皆同じように平等に出迎えてくれます。
登山をするのに性別や年齢など全く関係ありません。
要は、山に敬意を払って登山を楽しむ!それが1番です。
登山をすると普段感じない自然の雄大さや優しさ、厳しさを感じることができます。
日々雑音を感じながら生きている中でも、山の中では無心でいられます。
少しでも多くの方に登山が大好きになってもらえるように説明します。
登山の始め方
- 目標、ビジョンを立てる
⇒登山を趣味と言えるようになる - 準備
⇒登山道具の準備 - 理解
⇒登山の知識を高める - 実践
⇒山を登る
1.目標、ビジョンを立てる
登山を趣味と言えるようになる。
これは必ず誰もができる目標です。
登山といっても楽しみ方は人それぞれです。
例
- 山頂からの景色を楽しみたい
- 山頂でコーヒーをおとして飲みたい
- 運動不足を解消したい
- 登山で友達を作りたい
- ファッションを楽しむ
- 登山をして帰りに温泉に立ち寄る
まずは登山で何をしたいのかざっくりでいいので考えてみましょう。
何もなく、ただ登山に興味があってという方ももちろんOKです。
登山をしていくうちに、色々としたいことも出てくるはずです。
2.準備、登山道具を揃える
登山をするうえで道具は揃えた方がいいです。
もちろん今持っているジャンパーやスニーカー、リュックなどでも登山はできますが、やはり最低限必要なものもあります。
ここでは、優先順位の高い道具から紹介していきます。
最初に準備するおすすめの道具
- レインウェア
山の天候は変わりやすいので、いついかなるときでも雨への備えが重要です。
雨に濡れた状態で、冷たい風で体を冷やしてしまうと命の危険にもつながります。
レインウェアを着ることで服が濡れて体の温度がさがるということを防ぐことができます。
少々値は張りますが、ゴアテックスの防水透湿素材を使った信頼できるものがおすすめです。
- ザック(リュック)
日帰り登山から小屋泊やテント泊など登山の目的によってサイズが変わってきます。
最初登山を始めるときは日帰り登山に適したサイズが良いと思います。
日帰り登山では20ℓ〜30ℓのサイズが基準になってきます。
普通のリュックでもいいですが、重い荷物を背負って長い距離を歩くことを考えると登山用のザックは丈夫で耐久性に優れており、背負い心地も違ってきます。
実際に重い荷物を背負って歩くということを考慮して作られているので、時間の経過とともに疲労度も違ってきます。
購入する際は実際に背負ってフィッティングを確かめてみることをおすすめします。
- 登山靴
登山をしてみるとわかりますが、山は木の根や岩、落ち葉、泥の中を歩きます。
登るときは快調に登っていても、下る際に急に足先が痛くなることもあります。
登山靴は登山用に設計された靴なので、快適に歩くことができます。
ザックと同じですが、実際にお店で履いてみて店員さんと相談しながら自分の足にあった靴を選ぶことをおすすめします。
以上3点は最初、登山を始める際に準備した方が良い優先順位の高い道具になります。
もちろん、ヘッドライトや山での調理を行うストーブ、テントなどを準備する方もいると思いますが、あくまで優先順位の高い道具が紹介した3点になります。
3.登山の知識を深める
登山を始めるときに、知っておいてもらいたいことが何点かあります。
どんなことを始めるときでも最低限のマナーを知っておくことは大事だと思います。
例えば、料理を作って他人に提供するときには手を洗ってから行う。
ペットと散歩する時には、排泄したら必ず後始末をするなどです。
ここでは軽く登山の知識(マナー)を知っていただきたいです。
登山の知識(マナー)についての詳しい記事は今後書いていきます。
- 挨拶
登山中は多くの登山者とすれ違う場面が多いです。
その際には挨拶を交わしましょう。他の登山者と挨拶をすると疲れていた気持ちも
元気になりますし、色々な情報を聞くこともできます。
例えば、「山頂まであと少しだから頑張ってください」といった激励を受けると
あと少しで山頂か!よし頑張ろうという気持ちにもなります。
2.譲り合いの精神
山では道を譲りあいましょう。
登山者とすれ違う際は原則「登り優先」になります。
ただし、登ってきた方が、下ってきた人に「先に行ってください」というふうに
言ってくれる時もあります。疲れていてゆっくり登りたいといったケースも
ありますので、「ありがとうございます」など一声かけて先に行きましょう。
3.ゴミは持ち帰る
当たり前ですが、ゴミを山に捨てたまま帰るのは良くありません。
しっかりとゴミを持ち帰れるような袋を持参し、自然を汚さないようにしましょう。
4.山を登る(実践)
いよいよ実践です。
まずは実際に計画を立ててみます。
1.山選び
まずはどこの山に行こうかを決めます。
その際に何点か選ぶ基準があります。
①高山度(標高)
標高の高い山は難易度が高い山が多いです。
しかし、必ずしもそればかりではありません。
山を選ぶ際に標高差というものを気にする必要があります。
ただ標高が高いから難しい山、標高が低いから簡単な山という決めつけはできません。
登山は登り始める地点(登山口)と山頂の差が重要です。
仮に登山口が標高200メートルの地点から始まり、山頂が標高1500メートルの山だとその差1300メートルを登るというイメージです。
ちなみに標高差300メートルを登るのには約1時間掛かると言われています。
②コースタイム
コースタイムとは、登山の際の歩行時間に当たります。
例えば登り2時間、くだり1時間で計3時間であればこの3時間がコースタイムです。
初心者であればだいたい3時間くらいのコースタイムの山を選ぶのがいいと思います。
③険しさ
山では岩場の多い山やガレの箇所が多い山があり、標高差だけでは測ることのできない
難しい山もあります。
筆者は岩場の多い山や、足をとられて滑落しそうな場所が苦手なので、あまりそういった
山を選ばない傾向にあります。
もちろんそういった山を好んで登る方も多くいらっしゃいますが、
最初登る山としては、こういった険しい山を選ばない方が良いと思います。
④人気
初めての登山は登山者の多い人気の山がいいです。
なぜ登山者が多い方がいいかと言うと、もし登山の途中で怪我をしたり、動けなくなってしまった時に登山者が助けてくれる可能性が高くなります。
また人気のある山は比較的登りやすい山でもあるためです。
あまり登山者の少ない山は難易度が高かったり、上級者向けだったりするため(断定はできませんが)
最初に登る山としてはオススメできません。
山を選ぶ際、非常に便利なアプリもありますので、参考にしてみてください。
2.天気
天気は登山をする上でとても大事な要素になります。
直前まで天気予報を見ておき、雨は降らないかを確認します。極端に気温が低いもしくわ、強風の場合も延期する方がいいです。
それと山の天気は普通の天気予報では確認できない
場合もあります。
そういった時に、私もお世話になっています。こういったサイトなどを活用してください。
◎てんきとくらす
https://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/kanko/ka_type.html?type=15
3.登山口の情報
いざ登る山が決まり、天気もOKとなりましたら、登山口の情報を調べておく必要があります。
- 登山口までの経路
グーグルマップで登山口までの経路を事前に確認しておきます。
登山口はインターネットや先ほど紹介したYAMAPでも調べることができます。
- 駐車場の有無
登山口に車で向かう場合は、事前に駐車場があるかどうかも調べておきます。
その際、駐車場があっても人気の山だとすぐに埋まってしまうケースも考えられます。
週末など多くの登山者が来る日は、早めに出発するなど対策をしましょう。
4.持ち物の確認
最後に持ち物を確認しておきましょう。
・当日の食べ物(登山前、登山中など)
登山を行う前はしっかりと栄養を摂りましょう。
山頂では多くの登山者が食事をしています。いつ食事をとるかは自由です。
また天気が良く、暑い日は食べ物が腐らないように注意が必要です。
・虫除けスプレー、虫刺され用の市販薬
時期によって山では虫が多くいることもあります。虫刺されの予防に虫除け
スプレーがあれば便利です。
・ティッシュ
様々な場面で役立ちます。
登山口にはトイレがあるケースもありますが、トイレットペーパーが無いことも
ありますので、持っておくと便利です。
・飲み物
登山では思っている以上に汗をかきます。
こまめに水分補給を行う必要がありますので、必ず飲み物を持参します。
・お菓子
お菓子は登山中の栄養補給にも持っていくと助かります。
チョコレートや飴など休憩中に食べると、エネルギーの補給になりますので、
おすすめです。
・袋
ゴミが出たときに入れるように持参しましょう。
また汗をかいた服を入れるのにも使いましょう。
・着替えの服
登山では汗をかきます。汗で服が濡れそれが冷えると体温まで下げてしまいます。
また登山後に着替える服も持っていくと重宝します。
・コンパス、地図
もし万が一道に迷ってしまったりすることも考えられますので、あると便利です。
今は便利な時代になったのでスマホのアプリでも地図代わりに役立つものもあります。
ただし、電波の届かないところでは使えないこともありますので、注意してください。
・タオル
汗をかくので、タオルは必須です。
というわけで以上になります。
登山は実際にしてみると意外に簡単に出来るんだと思っていただけると思います。
ただ何事も自分の身の安全が1番なので、無理せず自分のペースで行ってください。
登山を始めるきっかけになれば本当に嬉しいです。
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